未来の日本の現状を捉えサロンをどのように持つのかを根本的に考え直す
未来の日本の現状を捉えサロンをどのように持つのかを根本的に考え直す
ここ数年で美容業界にも大きな変化が起きました。
- 働き方
- 雇用の環境
- 集客
- サロンのオープン方法
等々、もちろん理美容業界だけではなく、
いろいろな業界にも大きな変化が起きています。
世界的にもロシアのウクライナ侵攻に始まり
台湾有事の危機、中国の台頭による緊張。
さらに異常気象と地球的な規模で大きな変化が起きています。
40年以上この理美容業界でやってきた僕でも
想像できない大きな変化の数年間となりました。
2023年は、さらに大きな変化があると感じています。
そして今後数十年間で日本は様変わりをする事は確実になっています。
「未来の年表」という本に、今後の日本を襲う出来事が書いてあります。
興味のある方は是非読んでみてください。
ポイント
- 2020年 女性の半数が50歳越え
- 2024年 全国民の3人に1人が65歳以上
- 2040年 自治体の半数が消滅
これは想像でもなく、占いでもなく
統計学なので余程のことがない限り必ず起き得ることです。
この大きな事実を認識しつつ、今後の対策を考えていかないと
生き抜くことができないのではないでしょうか?
そして、そのためにやるべきこととは、
今日や明日のことを考えるのも大切ですが、
数年先、数10年先を見つつ、今日の対策を考えていく方が
確実な対策を立てていけると思います。
まずは「現実を知る」ということです。
《美容師の減少》
特に多店舗展開をしてきた会社は確実にスタッフ不足による閉店が増えていきます。
以前はスタッフが退社したとしても「ところてん形式」で新入社員が入社してきたので、求人に困ることもありませんでした。
現在は退社してしまったら、その次に入ってくる人がいないため、流行っているサロンでも人手不足で閉店を余儀なくされることが全国各地で起きています。
《独立の問題》
今までのサロンの独立は、ある程度サロンで働き、指名のお客様がついてから
店長クラスの人材が独立をしましたが、現在は「面貸し」という業態が生まれ、
デビューしたスタイリストがサロンを辞めて、
面貸しサロンで個人事業主として独立するという働き方が出てきました。
これによって、働く側のスタイリストは時間とお給与の自由度が広がり
「フリーランス」という職種が美容業界にも現れてきました。
ここには伏線もあり、ポータルサイトでの集客ができるようになったことや、
SNS等でも個人的に集客、独立をお知らせして働けるようになったということがあると思います。
ITの進化が大きな理由の一つにもなっています。
ここからは、僕の個人的な見解なので呟き程度に聞いてもらえれば良いのですが、
技術的な向上・スタッフ育成・今後の働く環境と、いくつもの課題は抱えていると感じています。
願わくば、1人でも多くの方がこの理美容業界に残ってくれる働き方を確立できれば良いと思いますし、
さらに魅力的な職種となり一般年収を超える職業になったくれることを願ってやみません。
こんな理由もあり、今後は大きなサロンより
個人経営で15坪前後の小さな店舗が増えていくのではないでしょうか。
SNS等によりサロンも駅前に出店しなくとも集客も可能ですし、
サロンを出店する側にすれば家賃も安く済むので、立地戦略も変わってきます。
これからは未来の日本の現状を捉え、
サロンをどのように持つのかを根本的に考え直す必要があると思います。
以下のキーワードに自分なりの未来を当てはめて考えてみましょう。
10年後の「自分は」「サロンは」「スタッフは」「お客様は」
《キーワード》
- ① 少子化による問題
- ② 高齢化による問題
- ③ 立地戦力
- ③ ターゲット客層(それにともなう営業時間・働き方)
- ③ フリーランス、個人事業主、面貸し
- ③ インボイス制度
今年も様々な情報を発信していきますので
よろしくお願い申し上げます。