長野で働くor都心で働くことの違いとは?
新型コロナウイルスが5類感染症に分類され、
世の中も活気を取り戻しつつある感じがします。
しかし、物価先行型のインフレに関しては、
まだしばらく給与とのバランスの調整が必要かと感じています。
5月の末に久しぶりに、アメリカのヴァン・マイケルサロンに事業主の皆さんと研修へ行ってきました。
ここでもインフレの影響と円安の影響のダブルショックで飛行機代は2倍、ホテル等も1.5倍
コロナ前の価格に比べると2倍以上の料金になっていました。
アメリカ研修へ行くのも難しくなったきました。
毎月ヴァンさんとzoomでミーティングをしてますので、
なんとなく様子は分かっていましたが、今アメリカのヴァン・マイケルサロンは、
売上も当初出会った頃の3倍近くになり、
「絶好調です!」とオーナーのヴァンさんが言っていました。
コロナ禍のスタッフ不足からも徐々に解消され、サロンにも活気がありました。
今回行った時も、アヴェダのアカデミーでリクルートのプレゼンテーションをやっているのを
見学することができました。
「世界共通、本当にどこでも美容師の人材不足が続いているな」と実感をした一瞬でした。
今までは雇用で苦労したことがなかったがコロナで色々なことが変わってしまった。
でもピンチがチャンス。
ヴァンさんがアカデミーの生徒さんに
- しっかりとお給料が取れるサロン
- 教育ができるサロン
- スタッフが増えているサロン
- 長く続いてるサロン
「こんなことを基準にサロンを探してくださいね」と話をしていました。
これも世界共通ですね。
日本でも一時期、トレーニングがないサロンや
小さなファミリー感覚のサロンが好まれていましたが、
最近になって僕の会社に来てくれるスタッフさんは、
- 教育がしっかりしている
- 会社組織としてシステムがしっかりしていて保証がある
- 人間関係が良い
- おしゃれで楽しそう
- いろんなことにチャレンジができる
などの以前よりは、プラス思考の考え方でサロンを選んでいるスタッフが多くなってきました。
以前にも書いたかもしれませんが、今は美容学校に通う生徒さんのうち、
約4割が奨学金を利用していると聞いています。
美容師が奨学金を利用した場合、返済しながら生活することは、
一般的には非常に厳しく、最低のお給料が20万円以上ないと
生活しながら返済を続けていくのは難しいと思います。
ですから、単に「憧れや夢」だけでサロンを選んだり、
実家から出て都心へ行き、家賃を払いながら一人暮らしで生活をし、
奨学金を返済していくことは無理があります。
例えば、給与の手取り17万円(これは額面20万円)とすると
実家 | 一人暮らし | |
---|---|---|
家賃 | 0円 | 7万円 |
生活費 | 2万円 | 7万円 |
奨学金返済 | 240万円(120回払い) 2万円/月 | 240万円(120回払い) 2万円/月 |
残り | 13万円 | 1万円 |
実家から通えば家賃は0円、生活費も数万円を実家に入れたら食事もできます。
そして奨学金の返済は240万円借りたとして120回返済。
毎月2万円の返済ですが、ここには多少の利子がつきます。
そうすると手元に残るお金は13万円と1万円の差です。
手元にお金が残らなく、毎日厳しい日々を送っていたら素晴らしい美容師を辞めてしまう人が
多くなることを一番心配しています。
今は情報網も発達しSNSや、その他さまざまなツールで都会と地方の差はほとんどなくなってきています。
ムゲングループでは毎月東京で撮影を開催しており、オフィスも東京にあるため、情報にも事欠きません。
かく言う僕も東京と長野の二重生活ですが、ほとんど長野に不便を感じた事はありません。
歳をとったせいもあるかもしれませんが、長野の方が落ち着くと感じる時が多くあります。
ですので皆さんにお勧めしたいサロンは
- 地元で頑張っているサロン
- 長く営業している安定感のあるサロン
- 集客力が強くデビューしてからたくさん入客している先輩がいる
- 将来的にいろいろなキャリアプランがあり、いろいろなストーリーが選べる
- スペシャリスト、オーナー制度、本部役員等々
そんなサロンをぜひ探してみてください。
ムゲングループでは、すべての条件を兼ね備えて皆さんをお待ちしています。
PS
都心で頑張っている美容師さんへ
長野で子育てしながら、豊かで幸せな美容師人生を送ってみませんか?