みなさんは美容室へ行ったときに「カラー会員」や「カラーチケット」を提案された経験はありますか?
もしかしたら、このようなシステムを導入している美容室は少ないかもしれませんね。
女性にとってヘアカラーとは、おしゃれのポイントであり、髪がキレイになると気分も上がる重要なポジションです。今回は「カラー会員」「カラーチケット」でお得にキレイになれるシステムを紹介していきます。
ヘアカラーは美容室派? それともセルフカラー派?
ヘアカラーといえば、美容室でやってもらう美容室派と自分でやるセルフカラー派に分かれます。みなさんは美容室派とセルフカラー派どちらが多いと思いますか?
実はここ数年、美容室派が増えているようです。2014年には美容室派が66%に対し、2019年は74%と5年間で12ポイント増加している傾向で、これには「ダブルカラー」「ハイライトカラー」「グラデーションカラー」「インナーカラー」などデザインカラーがトレンドとなり、セルフカラーでは表現できないデザイン重視のヘアカラーが増えた影響が理由にあげられます。
また、美容室派かセルフカラー派は年代によっても差があり、10代~30代の若年層は美容室派が多く、中年層になるほどセルフカラー派が増える傾向で、美容室派の最多は20代の90%とのこと。
▼デザインカラーとは?一度はやってみたいヘアカラーをもっとくわしく
年代別ヘアカラーの頻度と種類は?
ヘアカラーの頻度は30代の80%が2か月~3か月に1回のペース。
50代になると50%以上が1か月に1回、またはそれ以上のペースでヘアカラーをしています。
また、30代の80%がファッションカラーであるのに対し、40代になると80%以上がグレイカラーに一気に逆転するそうです。
セルフカラーと美容室のカラーの違とは?
セルフカラー
- 市販のカラー剤は一般の人が使うことを前提につくられている
- 好きな時間に気軽にカラーができて価格も安い
- 色によってはムラが目立つ場合がある
- 髪や頭皮へのダメージが大きい
- 白髪が染まりにくい
- 色落ちが早く、退色しやすい
- カラーの種類が少ない
- 色味が薄くイメージと違う仕上がりになる可能性がある
- 準備・片付け・掃除がめんどう
美容室のカラー
- 美容室のカラー剤は美容師が使うことを前提につくられている
- ムラなく均等にカラー剤を塗布できる
- 白髪もしっかり染まり色持ちも良い
- 市販のカラー剤よりも種類が幅広く豊富
- 髪質に合わせて染まり具合を調整してくれる
- 仕上がりがキレイでカラー後のダメージが比較的少ない
「カラー会員」や「カラーチケット」って本当にお得なの?
全国的にヘアカラーのみの平均価格は5,000円~8,000円くらいが多いようです。
もちろん、地域やブランドによっては30,000円前後に価格設定をされている美容室もあります。
「本当は毎月美容室でヘアカラーをしたいけど…そんなにお金をかけられない」「もっと気軽に美容室のヘアカラーを楽しみたい」そんな悩みがある人には「カラー会員」や「カラーチケット」はおすすめかもしれません。
たとえば
- 〇カラー通常価格6,000円として年間14回通う場合
6,000円×14回=84,000円 - 〇カラー会員価格30,000円として年間14回使える場合
4,000円-30,000円=54,000円
年間で50,000円以上お得という計算になります
※「カラー会員」や「カラーチケット」は美容室によってメニュー内容や有効期限が異なるので、購入する場合は事前に内容を詳しく聞いておきましょう
\ ポイント /
- ①入会金やチケット購入は先払い(相場は10,000円〜30,000円くらい)
- ②有効期限が決まっているので、いつまでに何回通えばお得なのかを把握しておきましょう
- ③どのカラーメニューが対象なのかを確認しておきましょう
- ④カラーのみで来店した場合、他にも料金がかかるのか確認しておきましょう
- ⑤会員になったり、チケットを持っている場合、特典がある美容室もあります
セルフカラーの繰り返して髪が暗くなりすぎてしまった!
こちらは白髪染めのセルフカラーをされる人に多い現象です。特に市販の白髪染めの薬液は美容室で使用する白髪染めの薬液と比べ、黒の色素が非常に多く入っているので白髪染めのセルフカラーをご自宅でされる人に多いです。
原因としては自分で白髪染めを塗る場合、白髪のみを塗ることが難しく、前回白髪染めを塗った部分にも白髪染めを重ねて塗ってしまい、暗い髪色になりやすいということです。
この場合、どの程度暗くなってしまったかにもよりますが、徐々にですが明るめの髪色にすることも可能です。かなり暗くなってしまい、どうしても気になる場合は脱染剤(ブリーチとは別のもの)を使用し、一度黒の色素を抜く方法もあります(ブリーチほどダメージにはなりません)。
どのような場合でも髪の状態によって施術方法が異なるので、セルフカラーで白髪染めをした場合は事前に美容師さんに伝えた方が良いでしょう。
カラーをすることに抵抗があるけど白髪は気になる場合は?
カラー剤以外にもヘアマニキュアによって白髪をカバーする方法もあります。通常のカラーと異なる部分や、髪の状態によっても施術方法が異なります。
ヘアマニキュアによる白髪のぼかしもおすすめです。
髪の健康状態によってカラーの発色に影響が!
カラーの発色に影響があるのがアミノ酸と弱酸性です。
その理由は、カラーの薬剤がアミノ酸に定着するのでアミノ酸が不十分な髪の場合、しっかりキレイに色が入らないからです。また、弱酸性でないと髪の中に入れたカラー剤が流出してしまうため、髪はアミノ酸に溢れていて弱酸性であることが大切です。
カラーの発色や色持ちを少しでも長くする方法とは?
カラーをしたり市販のシャンプーを使用することで髪はアルカリ性に傾いてしまいます。アルカリ性に傾くとキューティクルが開いて髪の内部のアミノ酸を流出させ、カラーの持ちや発色が悪くなってしまいます。
カラーの発色や色持ちを少しでも長くするためには、髪を弱酸性にしてキューティクルを引き締めてあげるケアが大事です。ところが市販のシャンプーでは弱酸性に引き締める効果はほとんど期待できないのです。
健康な髪に必要な水分・油分・アミノ酸を理想的に補ってくれるシャンプーを選びましょう。お気に入りのカラーを少しでも長く、キレイな状態で保つためにもシャンプー選びがとても重要になります。
▼カラーにおすすめのシャンプーをもっとくわしく
まとめ
セルフカラーと美容室のカラーを比べてみると、好きな時間に気軽にカラーができて価格が安いところは魅力的だと思います。しかし、頑張って塗布してもムラになったり、バスルームが汚れてしまったり、カラーした後に髪がパサついてしまったり…そんな経験はありませんか?
セルフカラーで頑張らずに美容室でリラックスしている間にキレイなカラーに仕上がると、ストレスもなくうれしいですよね。