結婚が決まり、家族になる準備を迎えると同時にしなくてはいけないのが「両親への挨拶」です。「結婚を認めてもらう」「お祝いをしてもらう」ための、重要な出来事でもありますね。特に男性は、彼女の親に挨拶となると緊張し、どのように行うか悩むものです。
そこで今回は、両親への結婚報告や挨拶、その時のマナーや言葉遣いについて紹介します。この記事を読んで、結婚報告への準備備えてくださいね!
まずは自分の両親へ報告
プロポーズ後はなるべく早く両親への挨拶を済ませましょう。
付き合いが長く、両親と顔見知りという方も改めて報告してくださいね。
また、報告の順番は自分の両親へ先に報告します。
報告の仕方はそれぞれですが、まずは話しやすい母親へ先に伝え、その後両親が揃ったタイミングで報告する方が多いようです。
報告する時は結婚相手の情報を事前に、
- 「名前」
- 「年齢」
- 「出会ったきっかけ」
- 「交際期間」
などを両親に伝えておきましょう。
後日、両親に会わせた時に話がしやすくなるのでいいですよ。
①恋人の存在を話していない場合
付き合っている方がいることを両親に伝えていない方はまず、「現在お付き合いしている方がいる」ことを話しましょう。
そのことを伝えたうえで、相手にプロポーズを受けたことや自分の気持ちを話すのがスムーズな流れになります。
両親も最初は驚くかもしれませんが、あなたの結婚を喜んでくれるでしょう。
②両親が相手のことを知っている場合
両親が付き合っていることを知っている、もしくは相手と顔見知りの場合は「○○さんからプロポーズをされた」と伝えたうえで、近いうちに両親のところへ挨拶に来たいと話しておきましょう。
両親も結婚するんだなと気持ちの準備もでき、日程調整もしやすくなりますよ。
③結婚前に妊娠が発覚した場合
妊娠が発覚した場合、まず同性である母親に相談するのがいいでしょう。
「この前、○○さんにプロポーズされた。もう一つ報告があって、お腹に新しい命を授かっている」と伝えつつ、自分の気持ちを素直に言ってください。
父親への伝え方が難しい時は、母親に相談して報告の仕方を考えましょう。
相手の両親に挨拶へ行く準備
挨拶に行く日程を相手と一緒に、両親の都合のつく日程を決めましょう。
2週間程度余裕をもって日程を設定し、「もらわれる」立場から先に挨拶へ行くので女性側からが一般的です。
訪問時間は食事の時間帯を避け、13~14時頃に行くのがベスト!
訪問する日程や時間帯が決まったら、当日に向けて準備を進めていきましょう。
①両親に聞かれそうな内容を相談しておく
結婚挨拶の時、よく聞かれる内容はお互い事前に相談しておきましょう。
「結婚後の住まい」「結婚式はどうするのか」「お互いの仕事」「将来の人生設計」など、大切なことを2人で話し合っておくことで挨拶に行った時、スムーズに答えられますよ。
例えば
- 「将来は○○ら辺に住みたいと思っている」
- 「今、同棲している家にそのまま住む」
- 「出会ったきっかけ」
- 「入籍はいつ頃する予定」
などざっくりと決めておきましょう。
また、入籍や結婚式の前に両家の顔合わせをするのかも重要です。
顔合わせをする場合は挨拶に行った際、事前に伝えておくと日程を合わせやすくなりますよ。
②手土産の準備と服装を決める
挨拶へ行くときに忘れてはいけないのは「手土産」です。
2000~5000円以内のもので、食べ物系を持っていくのが良いとされています。
手土産に悩んだ時は、相手に両親の好きなものなどを事前に聞いておくとスムーズに決められますよ。
服装に関しては、セミフォーマルで清楚な服装がベストです。
派手な色は避け、男性はグレーや黒のスーツ、女性はシンプルなワンピースなどがいいでしょう。
挨拶当日のマナー
結婚式当日の流れは、事前にシュミレーションしておくといいですよ。
質問にスムーズに答えられるか、両親の趣味や好きなことを事前に聞いて話がしやすいよう下調べしましょう。
例えば、お父さんが釣りが趣味ならば「どんな魚を釣ったことがあるのか」「海釣りなのか川釣りなのか」など質問すると好感度上がりますね。趣味や好きなことが一緒なら、なお歓談する際に話しやすくなりお父さんやお母さんも喜びますよ。
今回は当日の流れに沿って、マナーを確認していきましょう!
①相手の家に到着
遅刻は厳禁です!
相手の家には3分前くらいに着くようにし、上着を着ている場合は腕などにかけ、インターフォンを鳴らしましょう。
玄関先で「本日はお忙しいところ、時間を作っていただきありがとうございます。」と挨拶をしてください。
手土産は玄関先で渡すのはNGなので、部屋に入ってから渡しましょう。
②部屋に案内してもらい、挨拶をし、歓談
部屋に案内してもらったら、入り口に近い席に座るのがマナーです。
席に着く前に、「お好きだと伺ったので」などと言いながら手土産を渡しましょう。
この時「つまらないものですが…」といったマイナスな言葉は厳禁です。
また、結婚の挨拶をいきなりするのではなく、まずは挨拶をし歓談を楽しみましょう。歓談の際は事前に調べた趣味や好きなことの話など、相手に合わせて話します。
例えば、「仕事はどんなことしているの?」と相手の両親に聞かれたら、マイナスなことは言わず「○○な仕事で日々勉強しながら頑張っています」など前向きな言葉で印象を良くしましょう。
気をつけなくてはいけないのは、パートナーと両親の呼び方です。
会話の際には、「お父さん、お母さん」呼びではなく「○○さんのお父さん、○○さんのお母さん」
と呼びましょう。
普段の癖で相手を呼び捨てにしてしまいがちですが、この時は「○○さん」と呼ぶよう気をつけてください。
③結婚の挨拶をする
歓談が一段落したところで、結婚の話を切り出しましょう。
「○○さんと結婚したいと考えています。」と自分の気持ちをはっきり伝えることで印象はグッとアップします。
また、授かり婚の場合は「順番が異なってしまい…」と伝え、子どもに関しての気持ちを伝えてください。
決して、「娘さんを僕にください」といったドラマのようなセリフはやめてください。
相手の両親からすると「娘を物扱いしている」という印象を抱いてしまいます。
許しをいただいたら、また歓談をしタイミングを見てお暇しましょう。時間的な関係でご飯に誘われたら快くお受けし、お酒などの飲みすぎに注意してください。
④帰宅する
帰宅後は3日以内に改めてお礼を伝えましょう。
お礼状を送るのが一般的ですが、相手の両親に合わせて電話で済ましても問題ありません。
まとめ
今回は、「プロポーズされた後、親への報告や挨拶やマナーや言葉遣い」について紹介しました。
相手の両親へ挨拶に行くとなると、緊張はつきものです。事前にパートナーと打ち合わせをし、お互いの両親のことや結婚後について話し合っておくのが重要です。
また、昨今は授かり婚も多い時代なので新しい命を授かった時は「二人の硬い意志」を両親に伝えるのがベストでしょう。
結婚報告はあなたにとっても、両親にとっても嬉しいようで緊張するものです。あまり気負いせず、自然体のあなたを見せることで新たに家族となる両親へ受け入れてもらいましょう。