美容業界の現状

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美容業界の少子高齢化問題

今回は、基本的に店舗展開をしている場合の現状をお話しします。美容業界の現状として、根本的な問題は個人店でも大型店でも同じものがたくさんあると思います。 まずは、美容業界に限らず、少子高齢化の問題は切実な問題です。

人口の減少によるマーケットの縮小。そして2018年問題。2018年の高校卒業生から、毎年卒業性が減っていきます。3年前ぐらいから、美容師の新人不足は大きな問題となり、店舗展開をしている会社では、店舗数分の新卒者が取れないという事態が起きています。

さらに、美容学校の授業料の高騰により、美容学生の約4割が奨学金を受けていることを考えると、美容師資格の構造、あるいは試験制度を考え直さなければいけないときに来ているのかもしれません。一時しのぎではなく、根本的な美容業界の未来を考え直し、作っていく必要があると思います。

新規美容室の60%は1年以内に閉店

現在、日本全国の登録美容室は24万件に届くという勢いですが、実際には開業したお店の60%は1年以内に閉店、3年以内には何と90%、10年以内には95%が閉店しているというデータがあります。

昔は修行して技術を覚えて、お店を出せば何とかなる時代でしたが、現在はそんな考えが通用しないことがこのデーターからもわかります。

以前にも書きましたが、約4割の美容学生が奨学金を借りて美容師になっても、それを返済しながら一人暮らしをし、必要な器具(ワインディングのセットから始まりドライヤーからハサミ等々まで)を買いながら生活が出来るかと言うと、答えは難しいですね。

ある美容学校では初任給15~6万以下は受け付けていないと言っていました。本当に美容師になること、そして、お店を持つということは大変難しい時代になってきました。

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面貸、業務委託等々のフリーランスは一体どうなのか?

一方、面貸、業務委託等々のフリーランス的な働き方を出来るお店は、出店ラッシュが続いています。数年で何百店舗もお店が出来ていますし、外資の資本が入りさらに出店スピードが進むと思いますが、数年後にはどうなるのか?

この業界に30年以上いる身としては不安になります。好きな時間に好きな時だけ仕事をするのは理想的に感じますが、やはり時代の変化についていく努力は必要ではないでしょうか?

指名のお客様を持っていけば、一時的に給与は倍くらいにはなりますが、その後の新客はどうなりますか?

お店を譲ってもらいオーナーになった時に人を育てたことがない人は、どのように社員を育てるのでしょうか?

それとも一人美容室のオーナーであれば問題はないのですが。だったら、本当の意味の面貸で営業した方がリスクがなく、自由に働けると思いますので、是非良く考えてから決めてください。

ある方が言っていました。

「何のために、練習したり学んだりするのか?」

答えは稼げる美容師になるため!!

確かに今までこれほど明確に言ったことはなかったのですが、なぜかとても納得した答えでした。

10年後の自分をイメージすることが重要

そうは言っても、今後もますます面貸、個人事業主、フリーランス的な働き方は増えていくと思いますが、しっかり調べて、自分が5年後10年後にどうなりたいかをじっくりと考えて決めてほしいと思いますし、目安になるのはその会社のスタッフさんが、どのようになっているかを調べることです。

話していることが本当なのか?
雇用の条件も維持しているか?
教育のシステムはあるか?
新客動員はどのくらいあるのか?
たくさんの疑問点を面接で聞いてみては、どうでしょうか。

現状は、このような感じですが、ここから数年で落ち着き、美容師さんにも美容室にも豊かで幸せな環境が出来ると信じています。

その話は次回に!!
お楽しみに。