「旦那が浮気しているかもしれない」「バレないように調査したい」と考える方は多く、探偵への浮気調査の依頼が増えています。今回は、依頼した場合の調査内容や費用相場、慰謝料請求できるのかなどを解説します。また、自分でできる浮気調査についても紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
浮気調査を探偵に依頼した場合の調査内容
浮気調査を依頼した場合、次のようなことが行われます。
- 張り込み
- 尾行
- 調査報告書の作成
それぞれの内容について、もう少し詳しく解説します。
張り込み
調査対象が入った建物などを把握し、出てくるまでその場で待機するという調査方法です。季節や時間帯に関わらず、さらに不審者に間違われないように調査できるため、自分では調査しきれない行動を把握できます。
もし、浮気相手とホテルに入ったり、相手の自宅に入ったりした場合、出てくるまでの時間を計測することも可能です。
尾行
言葉の通り、調査対象の行動を追跡し、報告する調査方法です。素人が尾行しようとすると、バレたり不審者扱いされたりするリスクがありますが、プロの調査では、ターゲットが車や電車を使った移動でもしっかりと行動を追跡し、尾行してもらえます。
また、尾行で成果が出ると、いつ何をしたかが詳細に分かる調査報告書を作成できるため、裁判の際に有効な証拠となります。
調査報告書の作成
裁判や離婚調停において、探偵の調査報告書は有力な証拠となります。浮気調査を探偵に依頼すると、調査報告書に調査結果が記載されます。
事実を証拠として残されるため、ターゲットのより詳細な行動履歴を知ることが可能です。
また、写真や音声・動画などの証拠になるデータを取れている場合、報告書と一緒に受け取れます。
浮気調査を探偵に依頼した場合の費用相場
ここでは、プランごとの費用相場を紹介します。今回は、次の3種類に分けて見ていきましょう。
- 時間制プラン
- 成果報酬プラン
- パックプラン
1つずつ解説します。
時間制プラン
調査時間によって費用が異なり、目安としては1時間あたり7,500円から10,000円程度が多くなっています。これは調査員1人あたりの金額であり、調査員が2人の場合は倍の単価になります。
浮気の日時がある程度わかれば費用を抑えて依頼できますが、調査が長引くとそれだけ費用が加算されてしまうため、注意が必要です。
料金例として、代表的なサービスは次のようになっています。
成果報酬プラン
調査が成功した場合にのみ費用が発生するプランであり、目安としては30万円から60万円ほどです。証拠が取れない場合は料金が発生しないため、浮気をしていることが未確定の場合や浮気の日時が不明確な場合におすすめといえます。
ただし、探偵事務所によって調査成功の定義が異なるため、事前に確認しておくことでトラブルを防げます。具体的な成功条件ではない場合、不当に請求される場合もあるため注意しいましょう。
パックプラン
浮気調査のほか、証拠となるデータの確保や調査報告書の作成など、探偵に依頼できるほとんどの内容がセットになっています。依頼内容にもよりますが、目安として30万円から100万円程度が相場です。
一見高く感じるかもしれませんが、調査に時間がかかっても定額以上を請求されることはないため、時間制プランより費用を抑えられる場合もあります。
浮気調査で証拠が取れたら慰謝料を請求できる?
もし浮気が発覚した場合、慰謝料を請求できます。ケースによって請求できる金額が異なるため、次の3パターンについて紹介します。
- 離婚する場合
- 別居する場合
- 離婚・別居しない場合
それぞれ確認しましょう。
離婚する場合
離婚すると決まった場合、請求できる慰謝料は200万円から300万円ほどが相場です。精神的なダメージも大きいと考えられるため、このような金額となります。
また、浮気相手に対して高額を請求できますが、配偶者も自分を裏切ったことに変わりないため、しっかりと両者に請求することを検討してください。
慰謝料請求を考えている場合、浮気調査は強い証拠となるため、利用する価値は十分にあるでしょう。
別居する場合
浮気をきっかけに離婚するわけではないにしても、別居という手段を取る場合もあるでしょう。請求できる目安としては、100万円から200万円ほどです。
この場合、夫婦関係は続くことになるため、慰謝料の請求は浮気相手のみになるケースが多くなります。
ただし、別居中の場合は婚姻費用分担請求権により、配偶者に生活費を請求できます。そのため、お金を請求できるのは浮気相手だけではありません。
離婚・別居しない場合
浮気調査の証拠を掴んだが、離婚も別居もせず夫婦関係を継続する場合もあるでしょう。この場合でも、夫婦関係の悪化が浮気が原因であるとなれば、慰謝料の請求が可能です。
目安としては、50万円から100万円ほどが相場となります。
また、同居している場合、請求先は浮気相手になることが多いでしょう。理由は、配偶者に請求しても夫婦間でお金が動くだけだからです。
離婚も別居もしないなら浮気調査の意味はないのでは?と思うかもしれませんが、浮気相手に制裁を与えられるだけでなく、配偶者に対して危機感を持たせられる方法とも考えられます。
そのため、浮気調査によって、今後の夫婦関係を改善できるきっかけとなるかもしれません。
自分で浮気調査する方法とは?
「探偵に浮気調査を依頼したいけど、費用を準備できない」「浮気が確定したわけではないので、依頼すべきか分からない」という場合もあるでしょう。
ここでは、ご自身でもできる浮気調査について、次の2つを紹介します。
- GPSやICレコーダーの活用
- 購入履歴を見る
それぞれ解説しますので、参考にしてみてください。
GPSやICレコーダーの活用
1つ目に挙げられるのは、GPSやICレコーダーを使って配偶者の行動を探る方法です。
特に、GPSは安価で買えるものもあるため、調査用に購入する人も多いようです。また、自分で調査するためにGPSをレンタルできるサービスもあるため、利用を検討してみると良いかもしれません。
注意点として、GPSにはいくつか種類があります。代表的なのは、情報を一時的に保存し、定期的に情報を発信する「ロガータイプ」と、リアルタイムで追跡可能な「リアルタイムタイプ」の2つです。
このうち、リアルタイムタイプを選ぶことで情報をいち早く掴みやすくなります。
購入履歴を見る
2つ目の方法として、配偶者の購入履歴(レシート)やクレジットカードの利用明細を見ることが挙げられます。
具体的には、高級レストランの2人分の会計履歴や、ホテルのレシートなどが証拠となり得るでしょう。
普段のお金の使い方で行動がある程度掴めるため、証拠を探す上で役立つ情報を見つけられるかもしれません。ただし、財布の中身を勝手に見るのは良いことではないため、注意してください。
まとめ
今回は、浮気調査を探偵に依頼した場合の調査内容や費用などを紹介しました。
また、自分でできる調査方法などもまとめましたので、配偶者の浮気を疑っている場合は、一度試してみると良いかもしれません。